FINCH

フリーペーパー【SDM magzine】、ラジオプログラム【HAPPY TOGETHER】にて掲載/放送され大きな反響を呼び、リクエストの多かった〈FINCH〉のギターリスト : Alexの独占インタビューを遂にWEBにて公開!お待たせしました。是非お楽しみ下さい。


Interviewer. 遠藤博美(SIDEMILITIA.inc代表)
interview. Alex "Grizz" Linares(guiter)
FINCH my space:http://www.myspace.com/finchmusic

遂に復活を遂げたフィンチ!!2002年の1stアルバム『What It Is To Burn』輸入盤が入荷直後に プロデューサー買い(Mark Trombino)をして、聴いた時の衝撃と言ったら凄いもんでした。 叫び/歌という表現は以前から近いもの(メタル/ハードコア)は有りましたが、パンクとしての完成系は彼らだと思います。永遠の名盤でしょうね。初来日も当然、観ましたよ。 その後、問題作の2nd『SAY HELLO TO SUNSHINE』をリリースして活動停止(ほぼ解散)。 バランスの戻った新作を引っさげて帰って来ました。お帰り!!


HIROMI
先ずは復活有り難うですね!!あの頃のモヤモヤした気持ちはスッキリしましたか?

笑顔で活動出来ていますか?



Alex
心配かけたね(笑)。

FINCHの活動が止まっての2年間は、よく判らないが非常に惨めな気持ちだったよ。

メンバーとも距離を感じていたしね。

そんな事もあったし今はまた皆と友達に戻れて充実した活動ができているよ。


HIROMI
1st当時の衝撃はそれは凄いもんでしたよ。

今でもイベントで必ずかける位ですからね。

だた、2ndの頃の表現した感情は正直伝わりにくかったのも事実です。

あの頃を振り返り何に対して1番の苛立ちを感じていましたか?

ファンと自分達の求めるポイントのズレは正直にどうでしたか?



Alex
本当にその通りだよ。

ファンの戸惑いと言うのは正直、"予期していた事"なんだ。

僕達も"違う方向"へ進もうとしていたからね。

1stアルバムをリリースした当時は、僕達の様なジャンルをPLAYしていたバンドって言うのは少なかったんだけど、2ndアルバムをリリースした頃にはそういうバンドが沢山増えていたんだ。

だから自分達はそこから"差別化"を計りたいと思っていたし、何か"新しい事にチャレンジ"したいと思っていたんだ。


HIROMI
僕なりの表現だと、1stは指定された"アトラクション"としたら、2ndはそのテーマパーク全体を提示してくれた感じがします。

『自由に選んで遊べよ』って。『嫌なら他の似た様な所に行けよ!!』感じです(笑)。

その"自由さ/幅広さ"にリスナーは迷子になっちゃったのかな?と考えます。

正直、僕も最近気が付いた事なんですがね(笑)

この意見はどう思う?



Alex
おぉー!!バッチリだね。その説明で(笑)

1stアルバムが出た後に実は"いろんな事"があったんだ。

それはレーベルとの関係だったり、人間関係だったり、リスナーにも変化はあったと思うんだ。

実際2ndアルバムを出そうとした時にさっきヒロが例えた様に、"1つのアトラクション"としてでは無く、"テーマパーク"みたいな作品にしようと考えていたんだ。

簡単に解る様なアルバムを作りたく無くて、内容が複雑でマニアックな部分を感じるかもしれないけど、時間をかけて聴けば絶対に楽しめる作品になってるんだ。

僕自身もそれまでにいろんな経験を経てきたし、それの結果があのアルバムになったんだ。

"テーマパーク"は良い表現だね。今後の為に覚えとくよ(笑)


HIROMI
有り難う!!

一般的な音楽ジャンルでこの言葉から一番惹かれるポイントを一言で表現して下さい。

・パンク

・ハードコア

・メタル

・ロックンロール

インスピレーションでどうぞ!!



Alex
そうだね。

・パンク……BLINK 182~やっぱり世代とあの陽気さで彼らかな。

・ハードコア……SNAPCASE~未だに凄い影響を受けてるよ。

・メタル……CANNIBAL COPESE~やっぱりジャケを含め、究極だよね。

・ロックンロール……RADIOHEAD~彼らだね。


HIROMI
ん?"ロックンロール"で"RADIOHEAD"って言うのは日本人からしたら、一般的には結び つかないものだと思うんだけど、それにしたのはなんでかな?



Alex
それは『THE BENDS(2ndアルバム)』を聴けば僕の言ってる事が判ると思うよ!!

あのアルバムはベーシックなバンド編成なのに、他とは違う事をやるって言う、僕の中の最高のロックンロールってイメージなんだ。


HIROMI
へぇ~そうなんだ!!

けど個人的にFINCHは『OK COMPUTER(3ndアルバム)』みたいな"冷たいカオス"なイメージがリンクするんだけど、やっぱ2ndからのインスピレーションの方が強いの?



Alex
うん。やっぱり2ndが"フェイバリットアルバム"って言うのは事実だね。

でもそう言ってくれて本当に嬉しいよ!"RADIOHEAD"は15歳の頃から取り付かれた様に聴いてるバンドだからね。

それにあくまでフェイバリットは2ndだけど、アーティストとしては3rdの方が影響を受けたからビンゴだね。

彼らを例えに出してくれたのは、ヒロが初めてだよ!!ちょっと驚いたね。


HIROMI
そうなんだ?音像っていうか感情的に近さを感じるんだよ。

では、日本には人間の感情を表す<喜怒哀楽>という言葉が有ります。

僕はFINCHを聴くと<哀>の感情が60%、<怒>の感情が40%位、動かされます。

本人としては一番好きな感情と表現するのに得意な感情は何ですか?



Alex
なるほどね。

僕らの音楽は哀しみはあるけど、それと同時に楽観的な部分もあるんだ。

でもヒロが哀しい時に音楽から何かを感じてくれたってことは、もしかしたら"哀しい部分"が常にヒロの心の中に存在しているからじゃないかな?


HIROMI
えっ?何かセラピーみたいだ(笑)…そうなのかな?



Alex
僕は君に話していると、そんな印象を持っているよ。

詳しくは聞かないけどね。


HIROMI
"ストイック"と"SAD(哀しい)"って意外に近いもんだしね。

戻りましょう。もしTHE BEATLESから3曲のみの"サポートライヴ"の依頼が来たとしたら どの曲を演奏しますか?

順番を含めてお願い致します。



Alex
サポートかい?そりゃ凄いなぁ…。

1.MIRO (2ndアルバム)……僕らの中で一番楽観的でハッピーな曲でまずはこれをオーディエンスの前でプレイしたいね。

2.POST SCRIPT (1stアルバム)……僕らが一番ライブで楽しんでプレイしてる曲なんだ。

3.STAY WITH ME (1stアルバム)……僕らの中で一番クールなナンバーでこれならオーディエンスも踊ってくれるんじゃないかと思う。

こんな感じかな?


HIROMI
意外に1stからが多かったけど、やっぱり1stがキャッチーさを持っているアルバムって事なのかな?



Alex
ヒロが言う様に、1stはキャッチーだし僕も同感だよ。 何故1stから2曲選んだかと言うと、僕らの音楽の中でも"一番伝わりやすい楽曲"だったって事で選んだんだ。


HIROMI
貴方にとって、音楽と同じ位に自分自身の心を動かすカルチャーは有りますか?

僕は仕事でも有るファッションですが。



Alex
見てくれよ(着ている革ジャンを指さす)。モーターサイクルさ!!

雨が降ってても乗るし、それくらい好きだよ。


HIROMI
確かにバイカータイプのライダースだね。

ちなみにどれくらいつぎ込んでる?(笑)



Alex
正直、可成りのお金はつぎ込んでるよ(笑)

バイクも高いし、ヘルメットもジャケットもお金はかけてるな。

最近は音楽よりバイクにつぎ込んでるかも(笑)マズいなぁ。


HIROMI
じゃあシリアスな質問を一つ。

自身が好きな事で有る"音楽"が成功し、生活していける秘訣として "運"と"もう一つの条件"が有るとしたら何と定義しますか?



Alex
自分の経験から言うと、自分のやりたい事に"固執する"ってことが非常に大事な事だよ。

FINCHに関しては5人いるけど、目的は一つだからそれに向かって5人全員で努力して夢を追いかけるって事が出来ないとやりたい事はできないよ。

FINCHはそれがやれたんだ!

それに"犠牲を喜んで払える"その気持ちが大事だよ。

泥水を飲んで這い上がって、その時は惨めな気持ちになるけど、それでも喜んで犠牲をはらえるってその姿勢だと思うな。


HIROMI
そうだよね。昨日も"LAMB OF GOD"のジョンと話したんだけど、"リスク"を背負って生きる/ 挑戦するって大切な事だし、格好良い事だよね。



Alex
そうさ!!

時代が変わったって、その部分は"不変"だと思うよ。


HIROMI
けど、少なくとも日本ではそれが無くなってきてる気がするんだ‥・。

"無難"が喜ばれる時代みたいだよ。



Alex
それは残念だね‥・。

でもヒロは違うんだろ?


HIROMI
勿論!!そのつもりだよ!!



Alex
最高だね。(笑)


HIROMI
英語圏では無い日本人の為に、自分達の歌で、言葉として一番好きな曲を教えて下さい。

この部分を訳して掲載させてもらいますよ。

コレを読んでくれた、聴いてくれた人達だけのフェイヴァリットソングになったりしてね(笑)



Alex
『CHAINESE ORGAN THIEVES』("FINCH"収録)って曲に僕らのやりたいメロディー、狂気、音のスケール、成し遂げようとしている事の全てが詰まっているよ!

さっきヒロが言ってたような<喜怒哀楽>が全て詰まっているし、音楽を通じて映画の様な"視覚的インスピレーション"を与えれる様な楽曲に仕上がっているよ。


HIROMI
コレは恒例のインタヴューになります。

貴方達、FINCHの曲しか演奏しない架空の2代目FINCHのメンバーを故人を入れてもよいので各パートのメンバーチョイスをして下さい。

オーディエンスは貴方達のみですよ(笑)



Alex
ハハハ‥・(笑)

映画スターでも良いの?


HIROMI
う~ん。コミックバンドじゃないから駄目だね(笑)



Alex
クレイジーな質問だな(笑)

う~ん、難しいね‥・なら、

DRUMS:Sammy Siegler (Glassjaw)が良いな。彼のドラミングは動きを観ていると、とても楽しいんだ!

BASS:Ginger Reyes (The Smashing Pumpkins)だね。彼女はとっても"ホット"で"セクシー"だから(笑)!

GUITAR:Nick Zinner(THE YEAH YEAH YEAHS)ランディは彼はしかいないね!!って言ってるよ。

GUITAR:Robin Finck(Nine Inch Nails)だよ。この間フェスで一緒だったんだけど、すれ違った瞬間"直立不動"になった位(笑)に憧れているギタリストなんだ。彼は"ギターヒーロー"だよ!

あと、JonnyGreenwood(RADIOHEAD)も最高だね。

VOCAL:Chino Moreno(Deftones)も良いけど、昔からの僕のアイドルで有る Mike Patton(Faith No More)かな……迷ったけど彼が一番このバンドに向いている気がするよ。


HIROMI
そうかぁ!!やっぱりマイクパットンは凄いよね!

あのヴォーカルスタイルは現在の一つの"基本"にすらなっていると僕は思うんだ。

きっと"FAITH NO MORE"や"ALICE IN CHAINS"は君らのお爺ちゃん的なバンドなんだろうね!!

それで、"DEFTONES"がお父さんの位置にいるのかもね。



※…因みに上記3バンドを順に聴くと、FINCH等の"スクリーモ"(凄い嫌いな表現ですが)の流れが判ってきます。"スタイル"では無く、"叫ばなくちゃいけない"理由が理解出来ると思います。


HIROMI
では、相変わらず"FINCH"が新潟に来てくれない苛立っている新潟のファンに一言下さい(笑)



Alex
こんな機会を与えてくれて本当にありがとう!!

ラジオや雑誌を通してより多くの皆に知ってもらえたらなって思うよ!!

今度来る時は時間もあるだろうし、新潟に観光なんていいかもな。


HIROMI
観光じゃなくて、次の来日は僕達のイベント『COLOUR SCENE』に"シークレットゲスト"で来てよ!!

ステージを準備しとくから、僕の仲間達と朝まで遊ぼうよ!!



Alex
最高だね!!勿論だよ!!待っていて欲しい。


といった感じでした。

予定時間は30分(撮影込み)だったのですが、1時間に渉るロングインタヴューになりました。 途中、ランディ(Gt)がフラリと乱入して、真剣に質問を聞いたり、ジョークを言ってきたりの ハプニングも有りました。もう馴れましたよ(笑)

アレックスは本当に紳士的な方でした。ゆっくりと丁寧に敬語で話す感じです。 その後、会場で逢う約束をし、久々のライブです。 これが、本当に凄かった!!!!!ヴォーカルが明らかに巧くなっています。 初来日の頃は細かったのですが、今回は太く/乱れず完璧でした!! このタイプのバンドで初めてアルバム同様に声が出るライヴを観ました。凄い‥‥。 完全にバンドを引っ張っている感じです。 ライヴ後に楽屋でテレビの取材。その後に挨拶をとドアを開けたら、

メンバー(真剣な表情で)『どうだった‥』
僕『(ニッコリ)初来日の事なんて忘れちゃったよ!!最高に気持ち良かったよ!!』

笑顔一杯のメンバー全員とハグをしました。 また逢いましょう!!そして叫びましょう『サイギャ~♬』


1st Album

What It Is To Burn

-レーベル解説-
JIMMY EAT WORLD、BLINK 182でお馴染みの大物敏腕プロデユーサー、マーク・トロンビーノが手掛けたカリフォルニアの若き5人組“FINCH”のデビュー・アルバム。 正統なへヴィ・ロックの曲あり、パンキッシュな曲あり、また耳馴染みのいいメロデイ・センスと絶妙のコーラス・ワークも持ち合わせ、ロック好きなら絶対気に入る超人的新人! リリースは、NEW FOUND GLORY,MIDTOWNなどのパンキッシュ・ロックに力を入れ、日本での知名度もメキメキ上げてきた大注目レーベル“DRIVE-THR”からと、期待度もUP! なんと言ってもこの若さ(平均19歳)と、この美貌振りに魅力を感じない女性なんていませんよね? もちろん、男性にもこのエクスタシーを感じて頂きたい。


2nd Album

Say Hello To Sunshine

-レーベル解説-
ドライヴ・スルー発(初)のスクリーモ・バンドという事で話題を集め、日本でもブレイクを果たしたフィンチ待望のセカンド・アルバムがいよいよ到着!前作から3年、大きな成長が窺える超弩級のスケールで贈る怒涛の作品!



























PROVEN




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