ドレスコーズ : 志磨遼平

お待たせ致しました!!今回も数多くのリクエストにお応えして、先日ラジオプログラム【 HAPPY TOGETHER 】で放送したドレスコーズ : 志磨遼平氏のインタビューの模様をテキスト化致しました!今回も超ロングインタビューとなりました!!公開中だった前半部分に加え後半部分も加えた完全版を公開!!どうぞお楽しみください。

Interviewer. 遠藤博美(SIDEMILITIA.inc代表)
interview. 志磨遼平
ドレスコーズ Official Web Site:http://the.dresscod.es/

志磨遼平さん。ドレスコーズとしては2回目の登場となります。 今回もラジオ収録スタジオでのインタビュー。スタジオに入る場所が以前とは違う事になったのですが、初っぱなから「すれ違い」でスタート。表に付いたらスタジオ内に志磨さんの影が(苦笑)収録前に志磨さん『その前に煙草なんかは如何でしょうか?』 と予測通りの流れに『ちゃんと用意しているよ』と缶コーヒーをプレゼント。僕のイメージではコーヒー屋さんじゃなくて缶コーヒーがベストだと思っています。 以前も仕事ではないのに、お店に顔を出してくれて店前で二人で缶コーヒーを片手に、煙草をもう片方の手に持ち談笑した思い出が蘇るので。 さて、コーヒーも飲み終わり、スタジオ内で二人きり。スタートです。

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HIROMI
オープニングでもお伝えした通り、本日のスペシャルゲストは<THE DRESSCODES:志磨遼平さん>がスタジオの方に自転車で遊びに来てくれました。



志磨
こんにちわ~。



HIROMI
本日も宜しくお願い致します。毎回、志磨さんがゲストの時は『BGMはなんだったんですか?』とリスナーからの質問が有りますので、本日は直ぐにお伝えしようと思います。<THE GO>です。



志磨
『ザ・ゴー!』これはいつ位の…



HIROMI
えぇ…っとこれは、99年ですね。



志磨
『え"ぇ”ー!!』(低い声で驚く)





HIROMI
<THE GO>のアルバム「WHATCHA DOIN」ってアルバムです。実はギターリストが、あの<JACK WHITE:THE WHITE STRIPES>で…



志磨
あぁ~やられたぁ~!



HIROMI
<WHITE STRIPES>の前にやっていたバンドですね。しかもヴォーカルやってない!リードギターだけの…



志磨
映画で言っていたやつだ…(※2011年に上映した<GET LOUD>って映画の事を指していると思います。共演にLED ZEPPELINのJIMMY PAGEとU2のTHE EDGEが出演しているギターリストのドキュメント的映画です)



HIROMI
すんごい格好良いです、コレ。でも当時はたしか「全く売れなかった記憶」が有ります。



志磨
でしょうね!!フフフ…♪



HIROMI
売れてない匂いがするという…(微笑)



志磨
売れてない「音」してますもん。



HIROMI
あっ!音からして売れてないと?(微笑)



志磨
うわぁ!スゲエ!69年とかの位のガレージパンクみたいな音している。



HIROMI
みたいなね!



志磨
ね!



HIROMI
皆さんも是非…廃盤だと思いますけど…



志磨
フフフ…(笑)



HIROMI
頑張って中古屋さんのイナタイ匂いの中で探して貰えればなと思います。



志磨
そうっすね!はい。



HIROMI
では!



志磨
ほう!



HIROMI
インタビューをスタートしますが…



志磨
あっ!もう「雑談」終わり?



HIROMI
あっ雑談終わり…!いや雑談はしますよ(微笑)最近、あのぉ『かめ~はめ~波~~!!』って、これ<ヤムチャ>のかめはめ波の物真似なんですけど。



志磨
ブッハッハッハッ♪(手を叩いて大喜び)



HIROMI
みんな、悟空ばっかりするなぁと思って…



志磨
クックックック…(まだ笑っています)はいはいはいはい。



HIROMI
ヤムチャ率いる「亀仙人一族」で、やはり<悟空><クリリン>…



志磨
はいはいはいはい。



HIROMI
で、まぁ<天津飯>も確か見よう見まねで「天下一武道会」なんかで確か出来た気がするんですよね…



※天津飯…漫画「ドラゴンボール」の主要キャラ。エイジ733年生まれで、身長が187cm。好きな食べ物は餃子と焼売。好きな乗り物はリャマとダチョウ。 嫌いなものは軟弱な奴。亀仙人のライバルである鶴仙人の弟子。


志磨
えぇっ!!かめはめ波を?(真剣)



HIROMI
かめはめ波



志磨
有りましたっけ?



HIROMI
天津飯



志磨
マジっすか?





HIROMI
で、ヤムチャ…



志磨
「天空ペケ字拳」だけじゃないんですね!



HIROMI
違いますよ!(大笑)違いますね…



※ココは本当に二人で同じ間違いの記憶という奇跡的な流れです。この技は<ナム>の技です。どうしてそんな奇跡的な「間違いのリンク」をしたかは分かりませんが。


志磨
あとバレーボールみたいなの…『はぁ~い』って。



HIROMI
ギャハハハハハ!!(大爆笑)



志摩&HIROMI
(二人同時に)『はぁ~い!いくよー!!』って(大笑)



志磨
謎の「キャラ崩壊」するっていう。



HIROMI
で、あのぉ~<悟飯>



志磨
まぁ、そうですよね!



HIROMI
一応、たしか<魔人ブー>の最後に、かめはめ波をしたと思うんですよ。



※ココも記憶が間違いだと思う。これはセルの最後の戦いの事を指しています。


志磨
あぁ~…はいはいはいはい。



HIROMI
あと<悟天>が出来るのか?出来ないのか?が、今年2012年1番気になっている事だったりするんですけど。



志磨
ヘヘヘヘへ…チェックし続けている?今のところはまだやってない?



HIROMI
やってない。で、今の段階では<ヤムチャ>の物真似だけは、残り一ヶ月で会得しようかなと。



志磨
めちゃめちゃ良いっすね!その物真似。ちょっと“抜け”が悪いんですね!その物真似。



HIROMI
ギャハハハハハハハ…!!(大笑)



志磨
フッ’(笑)<悟空>に比べてちょっと…



HIROMI
そうですね!ギャハハハハハ(継続笑)



志磨
喉が開いてない感じがね。



HIROMI
開いてない感じが。では、雑談終了で宜しいですか?…



志磨
そうっすね。そろそろ(笑顔)



HIROMI
また僕…ねっ?関係者の方々に『何のインタビューなんだ!』って怒られると悪いので…



志磨
(吹き出しながら)はい。





HIROMI
では先ず、バンドとしての 質問です。



志磨
ほーい。



HIROMI
今回、ドレスコーズのファーストアルバムを聴いて今までの志磨さんの音楽との一番の違いは…勿論、ファーストなので比べようがないじゃないですか?
なので志磨さんの「今までの音楽史の経過」として捉えるですが、今まで(毛皮のマリーズ)は楽曲がバンドに着いてく/乗っかっている感じがするんです。
でも、今回のアルバムを聴くとバンド(ドレスコーズ)が楽曲に着いていく/乗っかってる感じがしました。
つまり凄く簡単に言いますと僕がバンドしていたらコビーがしたくなる楽曲だったり、バンドだったりしたんです。

(※もっともっと分かり易い表現だと毛皮のマリーズはバンドが主人公で、ドレスコーズは楽曲が主人公ってイメージです)



志磨
ほぉ~~~~………成る程!!なるほど!!(若干大きめの音量です)



HIROMI
マリーズの時はコピーしたいというか「聴く立ち位置」にいるんです。



志磨
へぇ~~!成る程ね!



HIROMI
今回(ドレスコーズ)は、コピーしたい。『あっ!これ格好良いわ!コピーしようぜ!』って。



志磨
あぁ~分かってきた!分かってきた!なるほど、なるほど。



HIROMI
その辺についてはどうですか?



志磨
あのね。それはね。創っている人(ドレスコーズ全体を指している)が楽器を好きか?好きじゃないか?ですよね!



HIROMI
なるほど。



志磨
あのね…っていうのも、僕が作ると…僕、楽器があんま好きじゃないんすよ!(※これは音って意味では無く、演奏する行為って事を指しています)



HIROMI
(頷きながら)ムフフフフフ…(微笑)



志磨
なので、その、何て言うんだろう……「楽器の旨味」?ってよく分かってないんですよ。



HIROMI
うんうんうん。



志磨
ギターの旨味、ベースの旨味、ドラムの旨味……取りあえず曲を創りたくなるんですよ。



HIROMI
うんうん。



志磨
でも。今は例えばギターはギターリストの<丸山(康太)>って奴が、で、ベースは<山中(治雄)>って奴が、ドラムは<菅(大智)>って奴が……こう…なんていうんですか?今まで自分の楽器だけ頼りに生きてきたみたいな奴らですから。



HIROMI
うんうん。



志磨
そういった人らが演奏すると、やっぱり、そう!フレーズに旨味が有るんですよね。



HIROMI
うんうん。



志磨
そうするとギター好きな子とかは、『もう……ヤバい!ギターをコピろう!』って。そういう事じゃないっすか?分析すると。



HIROMI
分かりました。本当にこう…バンドサウンドって感じがするアルバムだと思っています。



志磨
ありがとうございます。





HIROMI
今回の…これは前回のインタビュー(シングル発表時)の時もお伝えしたのですが、ストレートな格好良さを追求した結果が…単純に『格好良い事をしよう!』って現れた感じがします。
以前は『僕は表現する形式の一つの手段/方法として、バンドをチョイスしてます』ってイメージで、今は『僕はバンド以外はちょっと出来ませんので』っていうストレートで素直な格好良さです。



志磨
あぁ!はいはいはい。



HIROMI
以前の志磨さんと比べると「そこの違い」が感じるんです。



志磨
あの~「目的か手段か」ってヤツですね!



HIROMI
そうです、そうです。で、志磨さんも音楽のシーンに登場してからの経験も大きいとは思いますが、捻らずに『格好良い事をしよう!』って凄い素直でいれる状況を作ったのか?それともそういう段階に自然となったのか?



志磨
難しいなぁ~………あっ!それはね、自然にって言った方が近いのかな?…多分、僕さっきの話と無理矢理繋げますと、「暇」っていうね。若者の最大の敵「暇」。



HIROMI
暇。



志磨
で、暇は嫌やな!と思うじゃないですか?



HIROMI
はい。



志磨
暇やなければ何でも良いと思ったんですね、最初。



HIROMI
おお!



志磨
だから、曲創るとか、バンド創るより「暇じゃない」ってものの方が重要視されていたんですよ。



HIROMI
うん。



志磨
呑み会の誘いとかでも。で、友達がいないんですね、僕。



HIROMI
なるほど(微笑)



志磨
すると、誰も誘ってくれなくて「口実」がいる。



HIROMI
ギャハハハハ(大笑)



志磨
人に逢うには「口実」がいる(微笑)口実がいるんですよ。



HIROMI
うん。



志磨
で、『バンドやらない?』って言う訳です。そしたら「口実」になるので。すると「曲がいる」っつう事で、曲を創るっていう。



HIROMI
そういった流れで。



志磨
そういう風に僕は音楽に入っていく訳ですけれども、途中で、あのぉ~…つまりバンドのじゃあ…さっき言った「旨味」みたいなのですね。『なるほど!ロックンロールバンドって、なかなかこれってイカすなぁ!』って28歳位の時に気付いたんですね!



HIROMI
(振り絞る声質で)遅いなぁ…



志磨
へっへっへっへっヘッへ…(笑)



HIROMI
ヒッヒッヒッヒッ…(微笑)



志磨
で、『あぁ、スゲエ格好良いなぁ~ロックロールバンドって』って。で、以前やっていた<毛皮のマリーズ>ね、終わる訳です。『あっ!終わりや』と思って。『終わろっか』って言って。終わります。そしたらまた「暇」がやってくるんすよ。『やばい』





HIROMI
うん。



志磨
で、そんな時に僕は決めてますよ!『やろうと思ったんだよねぇ~ロックンロールバンドやる!次は!』っていうヤツですね。はい。



HIROMI
うん。



志磨
で、だから、さっきので言うと「気付いた方」ですね。「その気」に徐々になった方です。



HIROMI
なるほど。じゃあ、あの~未だに進行形な感じがするんですか?わりとその『バンドをやろう!』って流れが有るじゃないですか?



志磨
はいはいはいはい。



HIROMI
ま、基本的に思春期が多いですよね。勘違いした思春期から始める事がバンドだと僕は思っているのですけど。



志磨
その通りでございます。はい。



HIROMI
気付いたのが28(笑)



志磨
はい(笑)そうっすね!(更笑)



HIROMI
大分、遅かったですね(微笑)



志磨
はい。



HIROMI
(十代でバンドを)していたとしても、気付く時点が遅かったと。



志磨
そうです!そうです!はいはい。



HIROMI
じゃあ「遅咲き」になるんですかね?



志磨
僕は「大器晩成」です。だと!(含笑)



HIROMI
有難う御座います(笑)「晩成」なんですね!(更笑)



志磨
はい!(吹出笑)



HIROMI
レコード会社さんも安心なコメントを頂きました!(笑)



志磨
あぁ、良かった!良かった!「晩成」なのだけは確かです。「大器」か?どうか?は分からない(微笑)





HIROMI
分かりました(笑)ではですね、次は楽曲の質問です。



志磨
お!ほーい。



HIROMI
全曲とは言いませんが生意気な楽曲が多いですよね。



志磨
おーー!!良いですね!



HIROMI
聴いたイメージだと。



志磨
やっぱ、ロックバンドですからね。



HIROMI
大事ですよね、ロックバンドにとっては。で、志磨さんを含めてバンド全体よりも前に出てこようとする楽曲自体の意識を強く感じます。つまりソレは生みの親より目立とうとする生意気な子供って事です。



志磨
なぁ~~るほど~!!はいはいはいはい。



HIROMI
で、皆さんも聴いて貰っている方は分かると思いますけど、けっしてズルく派手な飛び道具は出さないんですよね、ドレスコーズは。(ミックスやエフェクトなどの特殊な演出の事を指しています)



志磨
ほうほうほうほう!はいはいはいはい。



HIROMI
グイグイと、そしてスマートに、さらに真っ黒くフロントに出てくる様な楽曲だと思うのです。



志磨
なるほどね!



HIROMI
その辺はどう思いますか?



志磨
あのね!殆どがそういう創りなんですよ。で、たまに長~いギターソロとか有るじゃないですか?



HIROMI
有りますね。



志磨
あれ、全部を僕が頼み込んでやって貰っているんですよ。



HIROMI
たまにイントロだけ聴いていると『インストの曲が始まったな!』と思う様な楽曲も有りますよね(微笑)



志磨
そうそうそうそう!(凄い嬉しそう)有ります、有ります。アレ全部ね『お願いします!』って言ってやって貰ってますね。『弾いて下さい!』『お願いしま~す』って。



HIROMI
『格好良いフレーズを~』って!『ウォンチュ~!』(微笑)



志磨
そう。『なるべく長く~!』って。『16小節くらい~』って言って『嫌だ!』って言われて、『なら8小節で良いです~!』『8は嫌だから7小節』って、ようわからん様になって「8分の7」とかが有るんですよね。あの人達は「ソロ」とかも、あんまりやりたがらないんですよね。凄いストイックっちゅうか、無駄なものを嫌いますね、あの人達。



HIROMI
あぁ~。



志磨
うん!だからね、なんちゅうんやろ…殆どそういう必要最小限のもんだけで出来上がってますね!このアルバムの曲は。少なくとも。



HIROMI
うんうん。



志磨
今後は知らない。





HIROMI
また変わっていく可能性も有るけど、現状では…まぁ「素直な感じ」というか「ストレートな感じ」で。



志磨
うん、「骨」だけって感じですね!



HIROMI
今後は肉が付いたりとか…



志磨
そうですね!



HIROMI
その肉が「贅肉」かもしれないし…



志磨
そうそうそうそう!



HIROMI
「筋肉」かもしれないし、変わっていくよ!と。



志磨
うんうんうんうん。その可能性は有ると思います。



HIROMI
う~~ん……



志磨
う~~ん……



HIROMI
今日はなんかスイスイと行きますね~(※インタビューが進むって意味です。更に多少、不思議そうな声質で)



志磨
なんか…良いですねぇ。



HIROMI
良い感じですねぇ。実は昨日インタビュー自体に右往左往が有りまして、『今回はフリートークでいくぞ』と思ったんですけども。



志磨
はいはい。



HIROMI
20時に営業が終わる(PROVENの事)のですけども、19時30分にパソコンを「カタカタカタ♪」ってちょっと書いたんですよ。



志磨
はい。



HIROMI
先ずは…みたいな感じで(微笑)



志磨
エへへへへへへ…(微笑)



HIROMI
スラッスラ♪と浮かんできて…(微笑)



志磨
スラッスラ♪でした?(微笑)



HIROMI
専属かな?俺って?って思った位で…



志磨
ギャハハハハ…(大笑)



HIROMI
志磨さんの専属か?って位にバァーって浮かんできたんですよ。



志磨
素晴らしいっすね!!有り難うございます(笑顔)



HIROMI
一番…こういった言い方はどう捉えて貰えるか分かりませんが「一番作りやすい」方が志磨さんだったりします。



志磨
えぇ~~。



HIROMI
モッサモッサ浮かんできます。



志磨
出てきますか?嬉しいっすねぇ~~。僕も今スラッスラ答えれてますよ。



HIROMI
有り難う御座います。良いか悪いかは別として(次の質問に)いきます。



志磨
えぇ!そうしましょう!!はい。





HIROMI
では、先ほども「生意気な楽曲」って質問が有りましたが、同じく生意気の流れで質問します。 ヴォーカリスト、そして今までの経緯(けいい)を考えれば当然ですが、志磨さんがどうしても目立ちますよね?



志磨
目立ちたいんすよねぇ~。



HIROMI
僕も目立ちたいんですよ。人様のインタビューですけど『何処かで前に出れないかな?』って(微笑)



志磨
ムフフフフフ…(含笑)その「出口」がヤムチャだったんすね!はいはいはいはい。



HIROMI
そうですね!(含笑)多分、フッと浮かんだんで。雑談は無いのか?って聞かれたら出たのが<ヤムチャ>だったという出鱈目な放送だったんですけどね。



志磨
ヘッヘッヘッヘッへ…(笑)



HIROMI
で、それ(目立つ事)は決して悪い事じゃ無い訳じゃないですか?フロントマンですからね。



志磨
えぇ、えぇ。全然。そうですね、はい。



HIROMI
逆にそうじゃなかったらバンドとしてメンバーもつまらないでしょうしね。



志磨
うんうんうんうん。



HIROMI
「たられば」の話をするのも野暮ですが、事実上<ドレスコーズ>がもし志磨さんのデビューバンドだったら志磨さんに対する捉え方は変わるとは思います。その自分の意識以上の付きまとう「知名度」や「経緯」に対して、勝負を挑む様な意識は生まれたんですか?それとも無かったですか?



志磨
あぁ~あ、なるほど!あのね…もし例えば<ドレスコーズ>がデビューバンドだったとしたら直に解散すると思います。



HIROMI
おぉー!!





志磨
多分、ソロをとりたがるとか、とりたがらないとかでは無く、多分これ十年早く僕らが逢っていたら、もぉ~大喧嘩して終わってますね!



HIROMI
うん。



志磨
二日位で終わってますね、このバンド。みんながそれっくらい「キツッキツのコーラ」なんですよね!(笑顔)



HIROMI
プフッ♪(吹出笑)



志磨
何てゆうか…キワッキワっていうか(更笑顔)



HIROMI
ヒッヒッヒッヒ…(我慢笑)



志磨
隅っこの人なんですよね!僕達4人とも(更更笑)



HIROMI
相当に狭くて四角い部屋の4つの隅に居る感じで…(微笑)



志磨
そうそうそうそう!(笑)



HIROMI
真ん中に誰もいなく、4人がただただ中心を見つめてるみたいな。



志磨
誰もいないんですよ。角の角なんですよ。それがまぁ、本当に不思議なもんで…あの~…あれ?この曲良いっすね!(※冒頭でお伝えしたBGMのTHE GOの曲を指しています)



HIROMI
良いでしょ?格好良いでしょ?



志磨
うん、この曲は売れそう…コレ。



HIROMI&志磨
フハハハハハ…♬(何故か二人で目を合わせて同時に大爆笑)



志磨
そう!で、あのぉ~僕らは~…そうそうそうそう!人の成長ってのは面白いもんで、そんなにキワッキワな人でも、やっぱりこう30歳も近くなると「協調性」みたいのが生まれるんですね!



HIROMI
うん。



志磨
「協調性」と云うか「隅っこ同士の傷の舐め合い」みたいな。



HIROMI
ハハハハハハ…(笑)



志磨
理解し合っているんですよ、僕ら。



HIROMI
長く見合っていたんですもんね。



志磨
そうそうそうそう!あのぉ~だから今となっては僕らは非常に巧くいっていますね。「隅っこの者同士」というか、「隅っこ出身の者同士」として。



HIROMI
うんうん。



志磨
で、そんなかで「最初の質問」に戻ると、デビューバンドやとしたら、僕がココまで目立つようなスタイルじゃ無かったかも知れないですが、今、色々とレコーディングも終えまして、アルバムも出来まして。これ夏に出来たんですね。8月末位に出来たんですけど。



HIROMI
うん。



志磨
9月からやっと人前でライヴしだしたんですけど。人前で演奏してやっぱり、はっきりと『あっ!なるほど』って分かったのは『やっぱり目立ちたい!』って事です(笑)



HIROMI
うんうん。



志磨
それ、はっきりと分かりました。で、僕はそういうの(メンバー内で特に目立ってしまう事も含まれていると思います)も「受け止めよう」と思います。自分の心の囁き 。うん!目立ちたいっていう。うん、それね、僕の何か…アレなんですよねぇ~…何て云うか…



HIROMI
それって自由なんですか?各メンバーが…先程の質問もコノ質問自体もそうですが、『フロントマンがつまらないのなら、やっている意味が無いじゃん!』って。『一番前に立っていて地味だったらどうしようもないだろ?』と。



志磨
あぁ、あぁ。うんうんうんうん。



HIROMI
でも、ある種「(前に)出ていけば出ていくほど」、他のメンバーだって『いや、俺も!俺も!』ってなっていきますよね?



志磨
あぁ~確かに!でも不思議な事に…



HIROMI
『ドラムを回転させたいんだけど…』とか(※この例えはMötley Crüeの事を指しています)



志磨
あっ!それ有り得るんですよねぇ…(微笑)



HIROMI
フフフ(笑)





志磨
でも、あのぉ~愚かな事に「あんまり目立ったらアカン」って思ってたんですよね!最初、このバンドを組んだ時。『だってみんな凄いもん!』って思ってて。僕がバァ~~ッ!!ってやる必要が無いって思ってたんすけど…



HIROMI
それが僕が先程言った志磨さんが今迄の活動による「付加価値」の部分に対する気遣いですよね?



志磨
そうそうそうそう!!それを、まぁ…さっきおっしゃって頂いた通り『何をやってんの?つまんないよ』って言ってくれるんですね。



HIROMI
はいはい。



志磨
でも、分かんなかったんですよ!それはやっぱ僕が音楽はやってきましたけど…「暇じゃなければ何でも良い」っていうスタイルですから。そんな間もコンコンコンコン♬と楽器を触ってた人達でしょ?



HIROMI
うん。



志磨
そうすると、どうしても僕は「引け目」を感じてしまうんすよね。



HIROMI
「喉の楽器」だけども、実際の楽器ではないからって事ですね?



志磨
そう!僕はもう、手ぶらでステージに立って『さぁ!どうする?』って事しかやってなかったので、僕がずぅ~っっとヴォイトレ(ヴォイストレーニングの略)とか通っていたら、また別でしょうけど。



HIROMI
はいはい(微笑)



志磨
僕は「素手でステージに立つ」っちゅうのでは勝負は出来るんですよね。



HIROMI
うんうん。



志磨
でも、なんかね、音楽の話になった時に僕は彼らに「もの凄い怖くて」(※怖い態度を示すのでは無く、引け目からくる怖さを志磨さんが感じるって意味です)『怖いよぉ~この人ら』って思ってて。



HIROMI
うんうん。



志磨
で、「ヘコヘコヘコヘコ」していたら怒られまして、『しっかりして!』って。で、それでなんとかアルバムを創り終え…「終え」ですよ?(※凄い強調しています) で、ステージにその後に上がって「やっと彼らの言っている意味」が分かったんですよね!



HIROMI
あぁ~!



志磨
『あぁ~分かった!僕の仕事!!』と思って。そう!だから恐るべき事に、このアルバムは「僕がまだヘコヘコしている時のアルバム」です。



HIROMI
成る程ね!



志磨
だからこのバランスって今後はもう多分「逆に云うと無いかもしれない」です。だからデビューアルバムとしては面白いと思います。コレ。



HIROMI
う~ん。次には絶対に出来ないアルバムだと。



志磨
そうなんです。



HIROMI
意味合い的にも。



志磨
そうそうそう!



HIROMI
…その夏にレコーディングを終えたってのは、公表しているのですか?



志磨
はい、言ってます言ってます。うんうん。8月…ギリギリ位までやっていた気がする。



HIROMI
なら「距離感」を既に感じるアルバムなんですね?バンドとしては。『けっこう前に録ったアルバムがやっとリリースだ』って。



志磨
う~ん。



HIROMI
僕らは12月入ってから聴けた訳じゃないですか。



志磨
うん、そうですよね。だから今…曲を創ってて、またコレが良いんですよ!新しいのが。



HIROMI
う~ん。



志磨
でも、まぁ…かといって距離は感じてないのが「いきなり本質に入れている」っちゅう事でも有ります。



HIROMI
なるほど!



志磨
だから…『もぅ~思い出したくもないわ!』って距離は全く無いんですよね。非常にやりたい事はやれているって感じは、4人とも多分有りますね。



HIROMI
分かりました!相当に納得いくご回答を頂きました。



志磨
おぉ…あぁ…。





HIROMI
では、今の質問の聞く側面を変えて質問します…



志磨
ほぉーい。



HIROMI
今までの志磨さんの活動は、バンドに居つつも「バンドという商品定義の法則を壊す作業」が志磨さんは多くしていたと僕は思う訳ですよ…



志磨
はいはいはいはい。



HIROMI
例えば「絵本」だったりとか、ライヴや活動全般の展開とか…(※初の武道館で解散が良い例)



志磨
ほうほうほうほう。



HIROMI
で、現在は…いや、言い換えれば先程の志磨さん自身でおっしゃった行為はバンドのフロントマンとしてマリーズ時代から続く「自ら引き起こした付加価値を壊す作業」…つまり「自分やドレスコーズをフラットに観てもらう/捉えて貰う為の壊す作業」をしているのかな?って。そういった側面が見えてくるんです。前回のインタビューでもそうだったし、今回もそうだったし…



志磨
はいはいはいはい。



HIROMI
必ずどんなインタビューでも「メンバーの名前」を無意識のうちにスッスッスッスって出てくる。その部分が凄い印象的だったんですよね。(※これは他のバンドだって名前を出す事は普通に有りますけど、フルネームだったり何か強調性の部分を感じたという意味です)



志磨
あぁ~なるほど、なるほど。



HIROMI
『彼のプレイは~』とか。その辺は先程、僕が言った理由とかが含まれているのかな?って思ったんです。意識が有ったりするんですか?



志磨
やっぱ最初は「強く思ってた」ですねぇ…更に。やっぱり、凄い…このメンバー…あの3人と一緒にバンドが出来るって、非常に誇らしいんですね。彼らは多分もう、誰とでも『やっても良いよ』って言う様な腰の軽い人達では無いので。なので、あの人らが『まぁ…志磨が言うんやったら、一丁、うん、やったろかい』って言って…なんちゅうんすかね?やってくれるっちゅう感じってのは、凄い…こぅ…僕はあの~「有頂天」なんすよ!『わーい!』っつって。「自慢」したいんですね! うん。で、さっきの質問の答と凄い似ている答えになっちゃうんですけど、なんちゅうんやろ…やっぱり、あのぉ~それを例えば「勘違い」してですね、だからもう凄いんよ!僕はコソコソやってるんで、この3人を見てー!!って逆に本当に失礼なんすよねぇ~





HIROMI
そうですよね!だからこそこの質問なんです(微笑)



志磨
ねっ!!だから僕が本気を出しても敵わないっちゅうやつっすよね。



HIROMI
うんうん。



志磨
うん、それこそ<ドラゴンボール>ですよ!『強い奴に逢いに行きたい』ですよ!



HIROMI
本能ですよね!



志磨
そうそうそう!だから僕が手を抜いて…別に抜いていた訳じゃないんですよ。仮に『いや、僕はそういうの(目立つ様な事を指して)いいんです、いいんです!』って言って、はい!ギター/ベース/ドラムっちゅうのは凄い失礼やっっちゅうのに、やっぱ気づきますよね。



HIROMI
要は、あのぉ~…志磨さんも本気を出しているけれども、一番前で目立つのではなくて…



志磨
うん。



HIROMI
逆に「ドラムの後ろ」で本気を出せば、バランスが取れるのかな?って思った訳ですよね?



志磨
そうです!!そうです!!でも、(そう)じゃないんですよねぇ!で、僕が…



HIROMI
(俺達を)嘗めんなよ!って位の勢いだって事ですよね?



志磨
そうそうそうそうそうそうそうそう!!僕が持ってるモノなんか、別にいっぱい無い訳だから…もう必死で今までに習得した技を全部発揮して、それでも(他のメンバーが)目立つに決まっている訳で。って云うところの信頼っちゅうのを、(バンド活動を)やってて思いますよね。『僕、本気だそう!』って。



HIROMI
スタジオの作業でも然り。



志磨
でも勿論だし、ステージでも。うん!そう!それで目立たなくなる様な人達じゃないもん!



HIROMI
あぁ!!それでさっきの「生意気な楽曲」に繋がっていくんでしょうね!



志磨
あぁ!!そうだ!!成る程ね!!そういう事ですわ。



HIROMI
結局、プレイだったりとか…



志磨
ねっ!うんうん。この半年位で出来た関係性ですよね!これが。僕ら同士の関係でも有り、僕らとドレスコーズの音楽の関係性でも有り。うんうん!そういう事ですわ。



HIROMI
ソコなんでしょうね。勿論、レコーディング中にそうだったかもしれないけども、各メンバーは言葉というよりかは「演奏」で…



志磨
うんうんうんうん。



HIROMI
『君がフロントで全開を出しても、俺達はコレだけ出来るからね!』って。



志磨
そうそうそうそう!



HIROMI
『まだ気付かないの?』って事ですよね?



志磨
ですよね!しかもソロとかではなくて!って事ですよね。非常に音楽的な事をやろうとしてて彼等は…うぅ~ん!



HIROMI
違いがハッキリと…



HIROMI&志磨
分かったきた!!





HIROMI
では、次の質問ですが、僕は世代のせいにしますよ。



志磨
おっ!



HIROMI
格好良い定義って有るじゃないですか?



志磨
有りますね!



HIROMI
僕の中では、やっぱり背伸びしても届かない位の部分を、精一杯ジャンプして無理矢理届かせて何かを表現する事が、十代から築き上げた格好良いと思う定義なんです。



志磨
分かります、分かります。



HIROMI
で、志磨さんも僕よりは少し下の世代ですけれども。僕の話で恐縮ですが、先日に全米ビルボードチャート10位以内を毎回キープするアーティストとコラボアイテムをリリースした事が、それと指すと思うんですよ。



志磨
ほおーーー!!(驚いた声)



HIROMI
東京ではなく新潟の小さな街で、同じ様に小さなお店をしている奴が、全米ビルボードチャート10位以内の常連と一緒に仕事をするって事は、相当の「背伸び」な訳じゃないですか?(微笑)



志磨
メチャ格好良いじゃないですか!!



HIROMI
本当に失禁寸前まで頑張ったんですけど、いや失禁してましたけど。



志磨
はいはい、もうね(笑)



HIROMI
必死にジャンプしたら届いた訳ですよ。でも、今の時代って…結果論ですけど、日本国内は全米ビルボードチャートよりも、オリコンチャートの方が重要に感じるんだなぁ…と分かってはいたけど、結果として肌身に感じたのが今回のこの件だったんですね。



志磨
はぁ~…なるほどなるほど。



HIROMI
極端な話、「アイドルの~』とコラボレーションした方がリアクションが「ドンッ!」って分かるんだなって。



志磨
そうですよねぇ~…なるほどなるほど。



HIROMI
苦笑いすら出ませんでしたけどね。正直に言ったら(歯を食いしばる)ってなりましたよ。



志磨
はいはいはいはい、そうなりますね。



HIROMI
志磨さんにとっての格好良い定義って…今、僕が云った様な「ちょっと無理する」…<不良>(※コレはロックって意味合いも含めていますし、志磨さんも理解しています)ってまぁ基本的に「ちょっと無理する」って多いですけど。例えば呑めない酒を無理に沢山呑んだり一気したりとか。



志磨
そうですね!



HIROMI
最近、志磨さんでちょっと背伸びした様な前例ってなんか有ったりしますか?『コレは俺、無理したけどやったなぁ~』みたいなのって?



志磨
まぁ僕は基本的に無理な事ばっかりやりますからぁ。例えば…例えばですよ。<武道館>で良い感じのライヴが出来る様になったバンドを辞めて、それから半年で新しいバンドのアルバム創るってどうです?(微笑)





HIROMI
そうですよね!(微笑)



志磨
(笑)結構、無理なんですよね!



HIROMI
相当ですよね!



志磨
とか、僕は結構そういうのが好きなんですけど、予々ちょっと想っている事が有って ココで言って良いっすか?



HIROMI
どうぞどうぞ!



志磨
<PUNK>って有るじゃないんですか?僕は大好きなんですよ。(僕に対して)お好きでしょう?



HIROMI
大好きですね。



志磨
ねっ!<PUNK>の…まぁ…何て言うか…定義…じゃないですけど、凄い<PUNK MOVEMENT>が及ぼした重要な…そういう影響として『めっちゃ簡単やん!』っていう訳なんですよね!



HIROMI
うんうん。



志磨
『<SEX PISTOLS>を観て、俺でも出来ると思った!』MORRISSEY…みたいなのってよく有るじゃないですか!(微笑)



HIROMI
有りますね。



志磨
<JOY DIVISION>とか。皆、だから<PUNK>を観て、『おっしゃー!俺もやったるねん!』って言ってやった訳ですよね。



HIROMI
うん。



志磨
で、何て言うのかなぁ…それは日本でもそういう流れって有る訳ですし、最近でも有る訳ですし。何時の時代でも…それこそ<PUNK>以前でも有った訳ですし。<THE BEATLES>とかが「自分で曲を創った」ってのもそうですしね。それまでは作曲家さんが創ってた訳ですからね。『自分で創っても良いんやん?素人が!』で、<ROLLING STONES>も曲を創るみたいな。



HIROMI
うん。



志磨
「自分でも出来るっていうATTITUDE」これ若者を刺激するんですよ。『俺もスターになれる!』ってねぇ。僕らが学生の時は…例えば<Hi-STANDARD>を筆頭に非常に「速く」て「ポップ」で「英語」。で、この3つの条件を守れば『格好良いバンドが組める!』うん。「速い・ポップ・英語」そんなに楽器ができんくても出来る! もぅ、ほんまに「雨の後のタケノコ」ですよ!



HIROMI
ギャハハハハハ…(爆笑)



志磨
『“猫も杓子も”ってこういう時に使うんや!』って思う。柔道部の奴…「ガチムチの奴」とか…



HIROMI
ギャハハハハハハ…(大爆笑)





志磨
突然、ベースとか学校に持って来たりして『嘘やろ…?』っていう。本当にそんな状況で「ブワァ~」って増えたり、あと僕がホント嫌いな「眼鏡」かけて「ポロシャツ」で、なんか『ヴワァ~~!!』って叫ぶ七三分けのデブ。



HIROMI
はいはい(笑我慢)



志磨
のギター/ヴォーカル。僕、ああいうの本当に大嫌いなんです。で、あれとかもそうなんです。ああいった錯覚をおこさせるんです、若者に。



HIROMI
うんうん。



志磨
『あれ?不細工やけどやってええんや?』って。



HIROMI
うんうん。



志磨
そうじゃないんです!!(力強く宣言)



HIROMI
うん。



志磨
それは、『俺にも出来る!』って「虚勢」ですからね!?多分、PISTOLSを観た時にそう言ったガキンチョは!絶対に出来ないの分かってますからね!だってPISTOLSメチャメチャ気合い入ってますからね!



HIROMI
うんうん。



志磨
あんなん絶対にできへんの分かってて、『俺でも出来るわ!』って言う奴らなんですよ!それは「俺と変わらん」って意味じゃないんですよ。「俺かて(無理すれば)出来る!」なんですよ!そこんとこを勘違いせずに若者は無理して欲しい。



HIROMI
あぁ~!



志磨
これを言いたい!!(切実に願う声で)



HIROMI
して欲しいですよね!



志磨
そう!!自分でも…



HIROMI
その話を聞いた限りだと、だったら一回やってもらいたいのが…未発表でも良いですよ。



志磨
うんうん。



HIROMI
ライヴだけでしてもらっても構わないんですけど、<ドレスコーズ>に「コードすら無い」…「パワーコード」!



志磨
あぁー!!うんうん。



HIROMI
全部が。ベースは全てルート弾き、リズムはスネアしか使わない。バスドラと一緒でも良いけど「ズタズタズタ♬」ってだけ。



志磨
はいはいはいはい!うんうんうん!



HIROMI
『ハイハットすらいらねぇ!』みたいな。それくらいに極限なシンプルな楽曲を…コレ皆さん、直にコピーしてと。



志磨
はいはい、成る程ね!



HIROMI
これでやらなかったら、もうバンドは皆さんしたくないんだなって。そう思う位の…



志磨
はいはいはい。



HIROMI
そんな楽曲に志磨さんがヴォーカルラインをつけてくれたら僕は…



志磨
なるほどね。



HIROMI
面白いかな?と思います。



志磨
で、皆さんがコピーしても(同じ様に格好良くは)「なれへん」っていうね!



HIROMI
その違いをね!



志磨
『あれぇ?』って。



HIROMI
その違いを見て欲しい。



志磨
なるほどな!それ、頂き!!



HIROMI
誰でも出来ますよね。多分、じゃあ『Bマイナーだけで…』ってそれ自体が無理なんですよ。普通の人って。



志磨
「せいは」止めましょ!「せいは」!(※これ確認を取らなかったのですが、多分、正統派の略なのかもしれませんし、違うかもしれません。兎に角、せいはって言ってます。それともコードを制覇(せいは)?なのかも)



HIROMI
6弦の解放だけでも良いかもしれませんね。



志磨
(それだけで)できるやつね!



HIROMI
6弦と5弦の解放を交互に弾けば曲っていう。



志磨
なるほどねぇ~それ良いっすねぇ~。



HIROMI
そういうのを、やってもらいたいなと。



志磨
滅茶滅茶良いじゃないですかぁ~分かりました!





HIROMI
因に志磨さんの時代だと<ハイスタ>等のメロディックパンクだと思いますが、僕の時代の「PUNK」って初期の<ヴィジュアル系>なんですよね。



志磨
あぁ~…なるほど。



HIROMI
派手で有れば良い。メイクをガンガン。派手なギターを。



志磨
うんうん。ギターの位置は低ければ良い。



HIROMI
低けりゃ良い。「ワーロック」だったら良い。



志磨
(大笑)そうそうそう!!


※WARLOCK…兎に角、派手で奇抜なデザインが多い楽器メーカーで、正式名称はB.C.RECH WARLOCK。

HIROMI
そういう時代が。日本には各時代にそういった「PUNK定義」って有りますけどね。皆さんも是非ね、無理をしてでもやってもらいたいなと。



志磨
そうですねぇ~。



HIROMI
凄いシンプルな質問をしましょう。急に急ぎ始めましたよ!時間を見たら焦ってますけどね。



志磨
クックックック…(微笑)



HIROMI
これも古い世代の考えかも知れませんが、僕はクラブイベントしているじゃないですか?しかも15年も。先日も東京で開催した時に日本人以外のリアクションが本当にオモシロいし大好きです。『そこ~?』って(微笑)



志磨
はいはいはいはい。



HIROMI
ロシアなのに『BONJOVI最高!!』って言われると…



志磨
フハハハハハ…(笑)



HIROMI
『てめぇ!』みたいな(微笑)



志磨
『戦争起こるぞ!』みたいな(微笑)



HIROMI
そいつの事を滅茶苦茶パンクな奴だなぁ!って思うんですけど、で、海外でしたいと思う願望が有ります。自信も有ります。 ドレスコーズにそういった『海外でやりたい!!』って思いって有りますか?



志磨
(即答で)僕ねぇ…個人的にはそんなに無かったんですけど、<ドレスコーズ>としては凄い行ってみたいんですよねぇ。



HIROMI
う~ん。



志磨
なんか、あの~うん…多分、海外の同時代的な音楽をあんま聴いてなかったからかなぁ?あんまり興味無いんですよ。今、同い年くらいの若い奴が…海外に生まれて、僕は日本に生まれて、『そいつが何をしているのかな?』ってそんなに気にならなかったんですけど。



HIROMI
はい。



志磨
凄い<ドレスコーズ>は、思うのが、あの3人を見せびらかしたいんですよね!自慢したくて。



HIROMI
どうだ?と。



志磨
そう!



HIROMI
<マネージャー若松>の様に『どうだ!』と。『うちらのスーパーストロングマシーン1号2号3号はどうだ!?』と(笑)



志磨
クックックックック…(身体よじらせて手を叩きながら大爆笑しつつ、笑い声を我慢しようとする。今回の一番ヒットしたネタでした)そうそうそう!!



HIROMI
赤いメガホンを持って…(喋りながら大爆笑)



志磨
クックックックック…(身体を屈めて悶絶笑)



HIROMI&志磨
クックックックック…(暫く悶絶し続け会話不能)



志磨
クックック…そういう事ですよ!


※若松 市政…自身もプロレスラーだったが、1984年から<将軍KYワカマツ>の名称で、謎の覆面レスラー集団である<ストロングマシーン軍団>の悪役マネージャーとして大ブレイク。サングラスに白や赤の衣装を着て、手にはムチと赤い拡声器がトレードマーク。当時はプロレス全盛期でゴールデンタイムで試合を放送していたので、今と比べると注目度は一般層にまで広がった。あの<アントニオ猪木>に『お前を倒すのは3分もいらねぇ!5分で充分だ!』って名言が有ります。

HIROMI
前も言ったんですけど、「ヴァーチャル志磨さん」ってするじゃないですか?



志磨
はいはいはいはい。



HIROMI
このバンドだったら…今までそのぉ~<毛皮のマリーズ>っていったら、バンドの商品価値や感覚を壊す感じだったけど…



志磨
はいはいはい。



HIROMI
今回は何を壊すって言ったら、やっぱり「ソコ」なのかなぁって思って。『うわぁ!志磨さん』『うわぁ!ドレスコーズ』って思えるのが、海外進出だったりするのかなぁって妄想で思ったんですよ。



志磨
あぁーなるほどね!



HIROMI
滅茶滅茶なライヴとか、こんなバンに乗って(海外ツアー道中を)走りましたとか。



志磨
なるほど、なるほど。



HIROMI
願望みたいのって有るんですか?



志磨
そうっすね!なん…やろ?僕、やから家にCDが一杯有るんですね。



HIROMI
はい。



志磨
で、洋邦問わず。で、それを聴いて思うのが、やっぱ凄いんですよね!うちのメンバーは!



HIROMI
はい。



志磨
これをちょっと観たいな!というのが有りますね。実際に海外で、海外の人を前にして演奏してるところも観たいし、それを聴いた海外の人の反応も観てみたい。



HIROMI
うんうん。



志磨
っていう気がしますね。『海外で売れたい!』っては思わないんですけど。



HIROMI
(海外で演奏を)『したい!』ですよね?



志磨
そうそうそう!なんかそれが自然な事って感じるっていうか。



HIROMI
この話の「ヴィジョン」っていうのは、相当リアルに見えてくるんですか?現実的にハッキリと?それともボヤァ~って感じですか?



志磨
うんとねぇ…結構リアルかなぁ…なんかね…



HIROMI
凄い期待しているんですけど。





志磨
あ!マジっすか。あのね、あそこのイギリスの海岸にある…モッズとロッカーズが喧嘩したやつ。



HIROMI
あぁ!!



志磨
ブライトン…ブライトンビーチか!ブライトンで「なんたらフェスティバル」が有るんですよ。どうやれ一般公募も受け付けているらしくて、日本のバンドも出ているんですよ。それが5月らしくて。



HIROMI
はい。



※BRIGHTON FESTIVAL…イングランドのブライトンホーヴ市で開催される、英国でも最大規模の芸術祭。1966年からスタート。


志磨
それにもし受かれば、行く。ついでにPVと新曲ぐらいは録音してきて、帰って…



HIROMI
それなら彼処はどうですか?「キャバーン」とか?



志磨
あぁー!良いっすね。



HIROMI
あとは「スタークラブ」とか。



志磨
あぁー!!良いっすねぇー!!それも良いかも…(さっきよりも大きな声です)



※THE CAVERN CLUB&THE STAR CLUB…キャバーンはイギリスのリバプールで、スタークラブはドイツのハンブルグにあるライヴハウス。共にTHE BEATLESが若き時代にライヴをやっていた会場。

HIROMI
映像撮ったら、相当に格好良さそうですけどね。



志磨
あと、あのぉ~ロンドンっちゅうかイギリスに住んで活動してる<BO NINGEN:棒人間>っていうバンドがいるんですけど、それ日本のバンドなんですよ。向こうで結成しているんすよ。全員、日本人なんすよ。



HIROMI
うんうん。



志磨
で、5~6年?もっとやっているのかな?最近セカンド出したんですけど、そのこら<NME>とかに載ってんすよ!で、あのぉ~<THE HORRORS>ってバンドっているでしょ。



HIROMI
うんうん。



志磨
<THE HORRORS>とかと仲が良くって、一緒にホールツアーとかの前座とかやったりしてて、僕ら行った時に一緒にライヴやったんですけど。<毛皮のマリーズ>の時に。



HIROMI
うんうん。



志磨
そん時、お客さんとかが、バリバリのロンドンッ子が『うわぁぁぁ!!』言うて、メチャメチャ踊っていて、DJとかも日本のロックとか、かけるんですよ。<FRICTION>とか<FLOWER TRAVELLIN' BAND>とか。



HIROMI
はいはい。



※FRICTION&FLOWER TRAVELLIN' BAND…前者は1980年に坂本龍一がプロデュースするアルバムでメジャーデビューしたバンド。 東京ロッカーズ・ムーブメントの代表的存在。ニューウェーブパンクの先取り(世界的にみても)したカミソリみたいなソリッドな演奏と楽曲が凄いです。 後者は1970年にデビューしたバンドでアメリカ/カナダでもアルバムデビューする程の凄いバンド。 今、聴いてもジョー山中のヴォーカル&パフォーマンス、そしてギターの石間秀樹のフレーズはブッ飛んでいて危ない位です。


志磨
で、ロンドンっ子は『うわぁぁぁ!!』って踊っていて、『なるほどなぁ~』って思いましたよね。



HIROMI
あぁ!



志磨
そう!だからそういう…うん、具体的にやってみたいな!っちゅう部分は有りますね。



HIROMI
期待してますね!



志磨
是非!!



HIROMI
観た事あるか分かりませんけど、1984年の…<LOUDNESS>ってバンドいるじゃないですか?



志磨
はいはい!



HIROMI
アメリカ行く前にヨーロッパツアーしてるんですよ。音源も出てなくて。



志磨
はいはい。



HIROMI
だから情報だけですよね。ケラング誌で見たとか、ライヴが良いらしいとか…



志磨
ネット無いですもんね。



HIROMI
「口コミ」や「テープ・トレーディング」ですよね。



志磨
ですよね!



HIROMI
小ちゃい箱から、大きい箱まで真っ向勝負で、日本語で歌っていて「バカ受け」しているんですよ!!



志磨
マジっすか?



HIROMI
未だに元気が無い時に僕は(DVD)を観るんですけど。



志磨
へぇぇ~!!



HIROMI
僕の理想的なバンドの攻め方をしていて、相当にテンションが上がる映像なんで、ちょっと観てもらいたいと思いました。



志磨
分かりました。



※LOUDNESS…多分、日本のバンドで一番世界的に知名度が高いバンドだと思います。 現在も世界で活動中。1983年にも渡米しているみたいです。で、1984年4月にヨーロッパツアーを成功する。 話しているDVDは「EUROBOUNS」というタイトルです。凄いよ!本当に興奮するから。日本音楽史に残るドキュメント映像だと思う。
→動画はコチラ




HIROMI
えぇ~…残りがあと「7分」という…



志磨
あと7分。



HIROMI
震えが止まりません。



志磨
ブッッ!(吹出笑)



HIROMI
続いてで…



志磨
僕、時計をさっきから見てないですけど大丈夫ですか(微笑)



HIROMI
今から急ぎますね。



志磨
分かりました。



HIROMI
えぇ~「過小評価」!



志磨
はぁ!



HIROMI
あっ!「過剰評価」です。



志磨
はいはいはいはい。



HIROMI
「過剰評価」って有りますよね?ドレスコーズってバンド自体もそうなる可能性だって有ります。今も既にされているかもしれないし。 まぁ志磨さんだと、ソレに関しては『いや…まぁ…御馳走様でした』って答えると思いますが。ただ志磨さん個人で「全てのカルチャー全般を凄い詳しい」って誤解されていたりしませんか?



志磨
有ります!有ります!!



HIROMI
『何でも知識有りますよね?』って。



志磨
有りますねぇ。はいはい。



HIROMI
僕も比較的にそういった誤解が有り、「知っている体」で話されてくるお客さんも居たりしますけど(笑)



志磨
フフフフフ(笑)



HIROMI
『本当に知らない。ゴメンね!今からガッカリさせるよ』って(笑)。



志磨
カッカッカッカッ…(笑)



HIROMI
『しかも目一杯ね。最初の頭文字すら知らない』って(笑)



志磨
クックックックック…(更笑)



HIROMI
その中で影響も受けたりします。最近ですとアメリカのマグカップ関連の「ファイヤーキング」がそうだったりします。



志磨
あぁ!それ僕は知ってますよ!



HIROMI
知ってますよね?僕は全然知らなかった。アパレルなのに!



志磨
はいはいはいはい。



HIROMI
皆がガッカリした「あの暗い顔」を見たんですけど…



志磨
クックックックック…(更更笑)はいはいはいはい。



HIROMI
『それだけコーヒー好きだから知っているでしょ?』って流れで(笑)で、まぁ現在はそのファイヤーキングが既にお店に並んでいたりしますけど。直にお客さんに影響を受けて『これは最高だ!』って(笑)



志磨
(笑いながら)素晴らしい!!!はいはいはいはい。



HIROMI
スタイリストに電話して『教えてー!!』って(笑)



志磨
『あのファイヤーなんたらっちゅうやつを~!!』って(微笑)



HIROMI
『あれ、やりたいんだぁ~!!』って。さて質問です。最近、知人やファンからの影響が有ったもの。初めて知ったけどハマった!ってのが何か有ったりしますか?





志磨
えぇ~っとねぇ~…



HIROMI
バンドでも良いですよ。



志磨
バンド…最近やとなんやろなぁ~…いっぱい有るんすけどねぇ…うぅ~ん、何やろ~何やろ~…そんなんばっかり過ぎて…人から影響されてる感じですよね?



HIROMI
そうですね。



志磨
う~ん…



HIROMI
まぁ本当に何か『知らなかった、それ!』みたいなのでも、いいですよ。



志磨
いっぱい有るんすけどねぇ…えぇ~何やろ?あぁ!!<NEIL YOUNG>いるでしょ?



HIROMI
おぉ!!はい。



志磨
<NEIL YOUNG>って知ってます?



HIROMI
はい。



志磨
持ってます?CDとか?



HIROMI
持ってますねぇ。



志磨
僕、ほぼ持ってなかったんすよ。ねっ?こういう事でしょ?がっかりさせる事って?



HIROMI
あ~、はいはい。



志磨
で、なんかね…興味なかったんすよ。実は。僕、そういうのは多々有って。で、<NEIL YOUNG>をギターの奴(丸山康太さん)が好きなんすよ。 で、『へぇ~』って聴いたら、めっちゃ良いっすね。んで…



HIROMI
俺らの時代だと<PEAL JAM>と一緒にやった…



志磨
そうそうそうそう!!(大きな声)



HIROMI
「グランジの親父」みたいなね!



志磨
ねっ!ねっ!はいはいはいはい。



HIROMI
<KURT COBAIN:NIRVANA>の最後の遺書に<NEIL YOUNG>の歌詞の引用が有ったりして。



志磨
遺書にね。



HIROMI
うんうんうんうん。


※KURTの遺書…1994年4月8日(死亡推定日は4月5日)に自宅で発見された時、一緒にあった遺書の事。NEIL YOUNGの名曲「HEY HEY MY MY」から引用した『It's better to burn out than to fade away:徐々に色褪せて消えていくよりかは、そうなる前にいっそ燃え尽きた方がいいんだ』と書かれていました。

志磨
僕、「周り」ばっかりなんですよ。「外堀」ばっかり!!『外堀埋めて、中を落とさんで帰る』って云う。



HIROMI
ギャハハハハハハ…!!(大爆笑:僕個人の一番ヒットしたネタでした)



志磨
(吹出笑しながら)『埋めたし…』みたいな。



HIROMI
クックックックックック…はいはい…クックック…(継続笑)



志磨
『埋めたったわ!後はお前が決めろ!』みたいな事を言って帰るタイプなんですよ、僕。城は放っといて。フフ(笑)



HIROMI
ギャハハハハハハハハ…!!(大大爆笑)



※外堀埋めて…徳川家康の大坂の陣(漢字は間違ってないですよ)の戦い方から発生した例え言葉。


志磨
『これくらいにしといたるわ!』みたいな。なので、聴いたらひじょ~~うにアレは素晴らしいですね。ギターも良いし、歌も良いし。そんなことやっていると不思議なもんで「自伝」が(タイミングよく)出るんすよね。



HIROMI
はいはいはい。



志磨
<NEIL YOUNG>の方が「後追いみたい」になって、僕の方が「先」みたいな!本人が「後」みたいになって(笑顔)



HIROMI
アハハハハハハハ…!!(大笑)



志磨
『出したんや!自伝』みたいになって。で、買って読んでいるところなんですけど。



HIROMI
面白い?



志磨
面白いですね。あの、前半の殆どが自分の鉄道模型の話なんですよ!



HIROMI
ギャハハハハハハハハ…!!(大爆笑:志磨サンの調子が尻上がりに絶好調を迎えています)



志磨
何を一体伝えらているのかが、全くわからないのです。この自伝は。



HIROMI
濃いねぇ…



志磨
「自分の鉄道模型がいかに素晴らしいか?」を、30ページくらい…



HIROMI
濃いっすねぇ…



志磨
濃いっす。



HIROMI
皆さんも興味が有ったら、是非。



志磨
はい。



HIROMI
僕達はそんなに知ってないですよ(微笑)



志磨
僕らは外堀埋めたら満足なんで。





HIROMI
クックックック…(微笑)では、最後になりますが、来年初頭にスタートする単独ツアーに『行くぞ!』と決めている方で、更にこの「ラジオ」と僕らのオフィシャルサイトの過去のインタビューもチェックしている様な「熱狂的な二股のファン限定」でメッセージをお願い致します。



志磨
フフフ…限定でね!(微笑)分かりました。なんていうのかなぁ…多分、分かって貰えると思うんですけども、僕らは始まったばかりのバンドなんですね。 普通のこういう「ラジオ」って有るじゃないですか?この後も(他の番組に)出ますよ。ハッキリ云って。



HIROMI
出ますね!今後も全国各地で。



志磨
最後に言われる質問の…もぅ~…なんていうんですか?…テンプレート?



HIROMI
はい(微笑)



志磨
その『じゃあ、ツアーを楽しみにしてらっしゃるファンの方に、何か一言メッセージを』…有るじゃないですか?



HIROMI
はい(返事をしながらも、この流れで次の展開を推測してニヤけ顔でした)



志磨
僕らにファン、いる訳無いんですよ!!シングルしか出てないもん!!



HIROMI
クックックック…(あぁ~あ、言っちゃった)



志磨
例えば海外のバンドとかで『良いやん!このシングル!ちょっと聴いてみるわ!』っていう「先物買い」って有りますけど、2曲だけやったらファンになれない。2曲の距離じゃ。うん、縮まらない。



HIROMI
うん。



志磨
やっとフルアルバムを聴いて『おぉ~!!イカす!!』って思ってファンになるかなぁ~…っていう。



HIROMI
うんうん。



志磨
ねっ!だから僕らにはまだ絶対にファンはいる筈はないです。だがしかし「興味を持っている人がいる」ってのは知っているつもりです。自分で分かっています。『ドレスコーズっちゅうのは何や?』と、興味を持っている方は沢山いらっしゃるでしょう。



HIROMI
うん。



志磨
で、そういう人達に言いたいのは、『なめんなよ!』っちゅう事ですね。



HIROMI
ほぉ~!!



志磨
ドレスコーズ…凄いよ…うん!!……って事ですかね。



HIROMI
なるほど!



志磨
うんうん!!(嬉しそう)『ライヴハウスで待ってるよ!』なんて言わんでおきますわ…うん。なめんなよ、ハイ。



※『なめんなよ』…この発言ですが、字体だけでみると強い口調に感じますが、凄い穏やかに通常の口調です。むしろ嬉しそうでしたし、自分で自分を確認している様な感じでした。


HIROMI
と、逆になめられたく無かったらライヴハウスに来て自分で確認して欲しいと。



志磨
そうですね!うん。





HIROMI
では、今日のラジオの感想を一言と云わず、ずらりすらりとお願い致します。と言いたかったのですが残り30秒と言われてしまいましたので…(微笑)



志磨
プフッ(吹出笑)



HIROMI
一言だと思いますけど、今日の感想を聞かせて貰って宜しいですか?



志磨
フッフッフッフ…(微笑)えぇ~今日は何やろ?サクサクと進み過ぎて逆に「やった感」が無いですよね。



HIROMI
逆に怖かったですよね。



志磨
ですよね。



※やった感がない…これは以前に20分の電話インタビューを、僕と志磨さんで2時間半ぐらいになってしまった前例が有るからです。


HIROMI
なんかストレートな…



志磨
めっちゃ<THE DRESSCODES>の話しかしてないんですけど、大丈夫ですかね?<ヤムチャ>とか、もっと引っ張った方が良かったですかね?



HIROMI
いや、僕も反省する点は多々有ると思うんですが、たまに…



志磨
(僕の発言にかぶせながら)<スーパーストロングマシーン>ンの下りとか…違ったっけ?



HIROMI
アッハッハッハッハ(大笑)彼処は…ちょっと広げたかったですけどね。



志磨
そうですよね。すいません。



HIROMI
有り難う御座いました。また次回来た時は是非、お話を聞かせて貰えたらなぁと思います。



志磨
また、お邪魔します。



HIROMI
では、最後に曲紹介して貰うのですが、選曲は僕が決めたんですけどアルバムの5曲目に収録している…



志磨
おっ!!良いじゃないですかぁ~♬



HIROMI
もうねぇ~タイトルがみんなねぇ~余りこの単語を聞いた事無い/見た事ないと思いますが、まあねぇ~調べると凄い格好良いって分かるよ!!



志磨
あっ!!



HIROMI
其処に「SUPER」を付けるセンスが超格好良いなぁ~って思いました!



志磨
あぁ~もうねぇ!!でしょ!!最後になんで「SUPER」をつけたか!だけを言って良いっすか?



HIROMI
いいですよ!



志磨
この曲が出来た時にスタジオの途中で『甘いの食べよう!』っつって「ビックリマン」買いに行ったんですよ!ビックリマンチョコ。んで、この曲が「ENFANT TERRIBLE」って曲だったんですよ。ビックリマンチョコを開けたら「スーパーゼウス」出たんですよ!!



HIROMI
ギャハハハハハ…!!!(大大爆笑)ヤバい!!



志磨
『ヤッッッバい!!これ絶対売れる!!』っつって、「SUPER」付けました。




※※スーパーゼウス…ロッテのロングセラー食玩「ビックリマン」の天使vs悪魔シールシリーズの第1弾ヘッドとして登場してからトップに君臨し続ける代表的キャラ。通常のシールと違ってキラキラと光ります。天使最強のヘッドであり、悪魔に対しては無敵らしいです。ただ女性とお金に弱いらしいです。

HIROMI
スッゲー格好良い情報だ!!



志磨
と云う事で、「SUPER ENFANT TERRIBLE」っちゅう曲を聴いて下さい(笑顔)



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以上になります。

今回も恐ろしく長いインタビューとなりました。アップにお時間を頂き申し訳ないです。どうしても志磨さんのインタビューは空気感同様に言葉のニュアンスを一つ一つちゃんと再現したい為に時間が掛かってしまいます。

ですが「2万字」を超えるインタビューとなったので待った甲斐の有る内容になっていると思います。楽しんで貰えたら幸いです。ココだけの情報も有りますしね。彼等の活動は予測不能なので隙を見せる応援は断じて禁物ですよ。

次回もお楽しみに!!




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ドレスコーズ - Trash【medium version】

『初回限定盤』


『通常盤』



1st Album

「the dresscodes」

初回限定盤【CD+DVD】
COZP-735~6 ¥3,360(tax in)

通常盤【CDのみ】
COCP-37693 ¥2,940(tax in)

M-01 Lolita
M-02 Trash
M-03 ベルエポックマン
M-04 ストレンジピクチャー
M-05 SUPER ENFANT TERRIBLE
M-06 Puritan Dub
M-07 Automatic Punk
M-08 リリー・アン
M-09 レモンツリー
M-10 誰も知らない
M-11 (This Is Not A)Sad Song
M-12 1954

-レーベル解説-
先行シングル「Trash」も収録するこの作品は、まだ誰も見たことも、聴いたこともないような次元に到達した前人未到のロックアルバムの完成である。ドラムはブレーキの壊れたダンプカーの如く爆発力のあるプレイを繰り広げ、唸りを上げるベースと相まってこれ以上無いタイトかつソリッドなグルーヴを生み出し、エレクトリックギターは日本刀のような恐るべき切れ味と変幻自在のプレイを奏でる。ギターという楽器を超えた新しい楽器といった風情である。そのサウンドの上を志磨遼平の独特のボーカルとメロディが駆け巡る。キャッチーなロックチューンも一筋縄でいかない危険な輝きを放ち、ドレスコーズにしかできない前衛的な楽曲も随所に散りばめられている言わばロックが本来持っていた理想的なアルバム。ロックバンドに向かい風が吹くこの時代を鼻で笑うかの如く威風堂々の強靭かつ屈強な作品として、今後語り継がれていくであろう。ドレスコーズが歴史を塗り替えていく記念すべき第一歩である。



























PROVEN




FUNNY SWEET